オフィス内は危険!?ドアノブに付けたウイルスが4時間で半数に感染

アリゾナ大学/チャールズ・ガーバ教授が2014年対細菌物質と化学療法の学際シンポジウムにて発表した調査内容によると、オフィスのドアノブ1つにウイルスを付着させると、4時間以内にオフィス中のさまざまな場所に広がった。さらに、そのオフィスで働くワーカーの半分にウイルスが広がることが分かった。

実験の概要

80人が勤務するオフィスビル入り口のドアに、バクテリオファージMS-2(※)と呼ばれるウイルスを付着させて実験。

※人体に無害だが、その形や大きさ、耐性は通常の風邪ウイルスや胃腸炎を起こすウイルスと似ているもの。

実験結果

まず、すぐに検出されたのは、皆が集まる休憩ルームのコーヒーポット・電子レンジ、冷蔵庫の取っ手部分で、約2時間ほどでウイルスが検出された。

電子レンジ、ポットビジネスフォン、パソコン

さらに、4時間以内に50%以上の社員の手からウイルスを検出し、最終的には70%を超えました。もっとも多く検出されたのは、電話機、デスクトップパソコン、ドアノブ、コピー機、エラベータのボタンなどでした。壁や床だけでなく、手の届かない天井からも検出されました。つまり、社員同士の個人的な接触がなくてもオフィスには日々ウイルスが拡大しているのです。

この実験結果から、ひとりの感染患者から午前中のわずかな時間でウイルスは施設全体に感染を拡げてしまうという事がわかっています。

同教授はひとりの社員にウイルスを付着させ、同様の実験を行ったようですが、結果も同様だったようです。

口に手

調査では平均的な成人は1時間に約16回、指を鼻や口、目に持って行くことが分かりました。2歳から5歳までの幼児であれば、その回数が50回にも達していたそうです。

ウイルスの感染といえば、飛沫感染や空気感染を連想しがちですが、この調査結果を見る限りでは、接触感染も十分に気を付ける必要があります。