オフィスで流行させない!インフルエンザ対策のポイントを紹介

冬になるとオフィスでインフルエンザが流行してしまうことがあります。1人が感染しただけで、次々と広まってしまうことも珍しくないのです。そのような状況に陥らないようにするには、対策をしっかり実施することが大切です。そこで今回は、オフィスのインフルエンザ対策について紹介します。

手洗いの呼びかけが対策の基本!

こまめな手洗いを呼びかけることが、オフィスにおけるインフルエンザ対策の基本です。職種にもよりますが、オフィスでは多くのものに触れることになるからです。一般的にオフィスには、電話やプリンタをはじめとした共用の機器が多くあるので、自分の所持品だけを清潔にしていても十分な対策にはなりません。インフルエンザの感染者が触ったものや、咳やくしゃみの飛沫がついたものには、ウイルスが付着している可能性があります。出入り口のドアノブなど、明らかに不特定多数の人が触るものは警戒しやすいです。しかし安全そうに思える書類なども、自分の手元に届くまでに感染者が触れているケースもあります。


このようにオフィスで、ウイルスが付着しているものを見極めるのは簡単なことではありません。そのためウイルスに触れてしまうのは避けられないと考えて、体内に侵入するのを防ぐ方策を考えることが大切です。たとえウイルスが付着しても、侵入する前に除去できれば感染することはありません。また付着した手で他のものを触って、ウイルスが拡散することも防げます。トイレに行ったときだけでなく、定期的に手洗いをしてもらいましょう。時計や指輪を外して、指のすき間や手首までしっかり洗うことが重要です。洗い終わったら水で流して、水分をよく拭き取って乾かす必要があります。ハンカチを何度も使っていると不衛生になりやすいので、ペーパータオルのホルダーを設置すると良いでしょう。

支給を検討しよう!マスクの装着も大切

従業員にマスクを装着してもらうことも、基本的なインフルエンザ対策の一つです。空気中にもインフルエンザのウイルスは浮遊しています。ウイルスのサイズは微細であるため、マスクを装着しても完全に防げるわけではありません。しかし咳やくしゃみの飛沫に対しては大きな効果を期待できます。咳やくしゃみの飛沫は目視できないだけで、遠くまで飛ぶケースもあります。特に多くの従業員が活動しているオフィスでは、どの場所にでも飛んでくる可能性があると考えたほうが良いでしょう。飛んできてもマスクを装着していれば、口や鼻に侵入することを防ぎやすくなります。また、無意識に唇などを触ったことが原因で感染するケースもありますが、マスクをしていれば直接手が触れる心配はありません。

インフルエンザが流行する時期になると、ドラッグストアなどではマスクが品薄になることが多いです。そのためマスクを入手できない従業員もいると考えられるので、会社から支給する取り組みを行うのが望ましいです。職場では長時間装着することが見込まれるので、耳が痛くなりにくいタイプの製品を選ぶのがおすすめです。また使い方によっては、効果が減ってしまうことがあります。装着中は肌とのすき間がないようにして、着脱時は外側の表面を触らないようにしなければなりません。支給するだけでなく、そのようなレクチャーも行って従業員の理解を深めるのも重要なポイントです。

アルコールで消毒してウイルスを除去!

こまめな手洗いやマスクの装着はインフルエンザの感染経路を遮断することになりますが、オフィスに存在するウイルスを減らすことにはなりません。ウイルスを減らすにはしっかり消毒をする必要があります。従業員が触る機会が多いところを中心に、定期的にアルコールで拭き取る作業を行いましょう。直接アルコールを噴射しても構いませんが、トラブルになるケースもあるので注意しなければなりません。たとえばキーボードに噴射すると、内部に入り込んでキータッチの感度が下がってしまうケースがあります。電子機器の回路に付着してしまうと、故障の原因にもなりかねません。書類にかかった場合も、インクがにじんでしまう可能性が考えられます。そのような事態を避けるには、清潔な布にアルコールを染み込ませて拭き取るスタイルを選択すると良いでしょう。


ただし、きれいに拭いたつもりでも拭き残しがあるケースもあります。環境によっては、そこからウイルスが繁殖して広がってしまいます。そうなると、せっかく拭いたのに意味がありません。そのため無造作に拭くのではなく、拭く場所の順番をルール化しておくことが大切です。こまめに拭くことも重要ですが、頻繁に行っていると仕事の邪魔になる可能性があります。そのためルールを決めるときは、部署や従業員のスケジュールを考慮して、邪魔になりにくい順番を考えましょう。

浮遊するウイルスにも要注意!換気や加湿で防ごう

消毒することで減らせるインエンザのウイルスはものに付着している分だけです。空気中に浮遊しているウイルスを減らすことはできません。そこで重要になるのは、しっかり換気をすることです。インフルエンザが流行する時期は外気温が低いので、窓を閉めきっているオフィスが見受けられます。そのようなオフィスでは、ウイルスは空気中に留まったままです。それどころか従業員に感染者がいる場合は、咳などをきっかけとしてウイルスは増える一方になってしまいます。また窓を閉め切っていると空気が汚れやすくなり、喉に悪影響を与えて抵抗力の低下も招きやすいです。そのため、定期的に窓を開けて空気を入れ替えることが重要です。

また空気中のウイルス対策として、加湿器を導入することも一つの手です。インフルエンザのウイルスは乾燥を好むことが知られているからです。逆に湿気は苦手であるため、オフィス内の湿度を高めに保つことによって活動を弱められます。また湿度が高くなると空気中を浮遊しにくくなるのも大きなメリットです。さらに乾燥によって生じる抵抗力の低下を防ぐ効果も期待できます。空気が乾燥していると、喉や気管支の粘膜はダメージを受けやすくなるからです。空気が潤っているほうが、それらの粘膜は働くようになり、ウイルスの侵入を防ぎやすくなります。このように定期的に換気をしつつ湿度にも気を配ることが、空気中のウイルスの低減につながるのです。

体調が悪いと感染しやすい!従業員が健康に働ける環境を

体調が悪いと抵抗力が下がって、インフルエンザに感染しやすくなります。一般的に体調管理は従業員が各自で行うものです。しかしインフルエンザが流行する時期は会社が支援することも視野に入れると良いでしょう。たとえば管理職に、いつも以上に部下の様子に気を配るように通達する方法があります。部下が不調だと感じる場合は、積極的に休暇を取得させたり健康診断を受けさせたりするのです。業務の負担が大きい部下がいる場合は、体調に影響がでないように仕事量を調整することも大切です。朝礼やメールなどで健康管理のコツをアナウンスしたり、うがいの仕方を指導する機会をつくったりする方法などもあります。

インフルエンザの予防接種を受けることを推奨するのも良い手です。予防接種のための休暇制度や料金の補助制度を設けたりするケースも見られます。昔から日本には、無理をしてでも会社に貢献する従業員を高く評価する風潮があります。しかし無理をした結果、インフルエンザにかかってしまうと元も子もありません。他の従業員の業務にまで支障がでてしまい、生産性が大きく低下してしまうケースも考えられます。そのため目先の利益にとらわれて、無理を強いることは良くありません。従業員が健康に働けるように配慮することも、大切なインフルエンザ対策といえるでしょう。